不滅のユースティティア。
以上4大魔法がせめぎ合い、叫び、泣き、殺し、そんな戦がかれこれ数百年と続いていた。
『おいっ、あれはなんだ……!?』
『っ!!退けえ!!撤退だ……!!貴様ら感じぬか!!あのとてつもない魔力を……!!』
『魔法が使えないぞ…っ!!なぜだっ、なぜ使えぬ……!!いったい…、どうなってんだ……?』
そのとき突如あらわれた、強大な力。
自分の意思で動きを止めたと思い込んでいる魔法使いたちは、実際は止められたことにすら気づけないほどの、大きな魔力。
魔法が使えない───、
それがどれほど魔法使いたちにとって屈辱的であり、侮辱的であるか。
頭上に浮かぶそれを見つめ、だれもが息を飲む。