不滅のユースティティア。
敷き詰められたよく分からない模様の絨毯、広すぎて落ち着かない一室。
とりあえずドアを閉めて端っこ、邪魔だけはしないようにと小さく立った。
「それで……お話、というのは…」
「あと1ヶ月よ」
「…1ヶ月…?」
「あと1ヶ月で魔力開花されなかった場合、あなたは退学です」
らしいです。
あと1ヶ月もあるんですか…、は、飲みこんだ。
すでに決定事項なのだろう。
理事長より上の学校長は存在しているらしいが、姿を現さないのが学校長。
のため、彼女にすべての決定権があるというわけだ。
「……わかり…ました」
「あら、またずいぶんと潔いこと」
「…もう……無理そうなので」
「ふふふ。そうね、だれもあなたに期待はしてないわ」
はい、わかってます。
私も半年間、不思議で不思議で仕方ありませんでした。
どうして私はここにいるんだろうって、なぞの場違い感いっぱいで。