不滅のユースティティア。
今すぐ犯してやろーかクソ女
「いいか、動くなよ」
「う、うん…」
腰を落とした私の背後、立った師匠の腕は私の首に回る。
ふわっと回って、まるで端から見れば後ろから抱きしめられているように見えているはず。
間違いなく私は師匠に抱きしめられているのだが、その腕から放たれた青色の光。
「う……!」
「耐えろ、意思を強く持て。絶対に飲み込まれるな」
「うああ…っ、くっ…!」
なにかが私の身体中に入ってくる。
例えるなら師匠から流れてくる魔力が、私の体内に封じ込められていた魔力の鍵をひとつひとつ開けてくれているような。
「───…よし」
そしてスウッと、光は静まる。
と同時に、大きく波をうっていた私の精神も穏やかなものに戻った。
「俺の魔法でお前の魔力を解放しやすくした。これで魔力解放ができるはずだ、やってみろ」
「…でも……、もし暴走したら…」
「だいぶ自分のことを過大評価してるらしいな」
「え」
「今のお前なんざに、そこまでの魔力を出すことができるとは思えない」
「…………」