不滅のユースティティア。
絶対的な自信だ。
あれ、だろう。
私に足りないものは。
先生にだって簡単に恐怖を植え付けてしまうほどの、この上ない自信。
「───…ああ、見つけた」
とくに最初からあてになどしていなかったらしい。
戸惑う担任を通り抜けて、一足一足、形容しがたい速度で向かってくる。
────間違いなく、私のところに。
明るい髪色ばかりのなか、すぐに見つけられてしまうことは承知。
光のなで闇を探し出せばいいだけ。
それとこれとは別に、私はもしかすると彼に殺されるんじゃないかって。
ただならぬ命の危険はもう、覚悟していた。
「属性は?」
「…な…ない、です」
「無属性?ああ、僕と同じルークス(光)ってことかな」
「……い、いや……、そうではなく…」
なに、本当に目の前に来ちゃった…。
どうしようどうしよう。
どこ見ればいい…?
本はもうとっくにしまっちゃったよ。