不滅のユースティティア。




「そろそろ僕、我慢できそうにないかも」



たぶん、うなずいた。

私はうなずいたから、もう1度やさしく合わさったんだ。


背伸びをして踵を上げる私に、少しだけ屈みこむみたく唇を寄せてくれる。


包み込まれた頬、包み込まれた身体、私だってずっと待っていたような気がする。



「また僕の家、泊まりにおいでよ」


「……ひとつ、お願い聞いてくれる?」


「おねがい?」


「あ、あのね……、そのときは……ルス先輩とおなじ部屋がいいな…」


「…!」



まだ完全じゃない。
まだ、完璧じゃないから。


私のなかに存在する悪魔が出てきて、またいつか暴走してしまうときが来るかもしれない。

自分を抑えられなくなってしまうときが。



でも、私の魔法には温かくて大きな愛が込められているから。



闇をぜんぶぜんぶ吸収して、みんなを太陽みたいな笑顔に変えてみせるよ。


それが私の────



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