不滅のユースティティア。
「アレフが頼んでたお昼じゃない?」
「…あ、そうかも」
話し込んじゃうと忘れることってあるもんね。
私もすっかり忘れてた。
「今日は魔法じゃないんですか」
「…こーいう日もあるみたいっす」
「…でもこの教室、かなり強い結界を張ってたはずなんですけど」
「……解けてたっす」
「…そう、ですか」
どこか困惑しながらも商品を受け取るアレフくん。
「いつもこうして集まってるんですか?」
「…え?まあ…はい」
「ここで魔力開発をしたり?」
「…まあ」
受取証にサインも、まさかの手動。
普通であれば魔法ひとつで片付けてしまえるもののはずだというのに、アレフくんへと渡されたペン。
そして待っているあいだに、今度は逆の質問攻め。
「もっと強い結界を張ったほうがいい」
「え?」
「…と、思いました。こんな自分でも入れてしまったくらいなので」
「………」