不滅のユースティティア。
いつだっておばあちゃんは私のことを考えてくれたから、今ではおばあちゃんさえいればいいって思える。
「おばあちゃんも寂しいわ。でも…、立派になって帰ってきた江架を見るのが楽しみよ」
「……お手紙っ、いっぱい送るから!」
「いらないわ」
「えっ…」
い、いらない……?
そんなバッサリ断られるとは…。
別れに惜しむ玄関の前、おもわず開いた口が塞がらなかった。
「あなたの魔法が生きているなら、おばあちゃんにもちゃんと伝わるもの。
しっかり特訓なさい!…それで、無事に帰ってきてちょうだい」
江架の好きなもの、たくさん作って待ってるわね───。
「うん…!行ってきます…!」
「江架、」
「えっ?……これ」
渡された、お弁当。
いつ作ったの。
こんなにも朝早いのに…。