不滅のユースティティア。
「あなたは知らないでしょうけど。かつて八神家がどれほどエーテル国を恐怖に忌ましめたことか」
「…どういう…ことですか」
イイノカ?
ズット、イワレタママデ。
クヤシクナイノカ?
コロシタクハ、ナイカ?
「不思議だと思ったことはないかしら?なぜ彼女だけが入学試験を通過せずに入学できたのか、なぜ彼女の家は人里離れた場所にあるのか」
ダマレ、ダマレ。
キサマナドニ、ナニガワカル。
「変わった名前も、この国の者ではない身なりも」
ナゼココマデ、イワレナクテハ、ナラナイ?
ワタシガナニヲシタ?
ワタシヲ、ダセ。
オマエヲマモッテヤレルノハ、ワタシダケダ。
ワタシトオマエハ、トモダチダ。
「目に見えるすべてが権力とは言わないわ。本当に権力を持っているのは私かしら?本物の化け物は、罪人は、過去の罪だってもみ消してしまえ───」
パリンッッ。
だれから攻撃されたわけでないのに、私の眼鏡のレンズが割れた。
まるでそれが、合図。