【SS】聖なるときの物語

当日。


「気を付けて行ってきてね〜!」


お母さんとお父さんを見送り、奏くんと2人きりに。


「ん、何する?」


「いちゃいちゃしよう?」


「咲良最近煽るの上手になったよね。」


そう言って私の唇を奪った。

軽くつばむのから、舌を絡めるのまで。


「っん……、くるし……」


そう言っても奏くんはやめてくれない。

だから胸を叩いてみる。

おっ、やめてくれた。

そうやって頭の中で考えていても、私は顔が赤くなってしまうわけで。


「まあ夜のお楽しみってことで。」


夜はどうなってしまうのだろう。

聖なる夜のお話は秘密!
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