おばけなワタシとキラキラのきみ
「もしかして雨音先生ってこと、ヒミツ?」
人なつっこい笑顔で聞かれて、絶望した顔でコクリとうなずく。
「あ、あの、このことは」
われながら、ポツリポツリとなさけない声。
「言わないよ、誰にも」
「え」
思ったよりもいい人なのかも、なんて考えたわたしを、続くひと言がまた絶望させる。
「こんなおもしろいこと」
これってオドされたりするヤツなんじゃ……この先輩が卒業するまで……ううん、附属高だったらその後も、おこづかい全部とられちゃうヤツ……持ち前の想像力が働いて、思わず半泣きになってしまう。
「急にいろんな人に知られて、雨音先生が続き書けなくなったら困るしね」
「え?」
「昨日書いてた話って、続きいつ読めるの?」
先輩は何を言っているんだろう。
人なつっこい笑顔で聞かれて、絶望した顔でコクリとうなずく。
「あ、あの、このことは」
われながら、ポツリポツリとなさけない声。
「言わないよ、誰にも」
「え」
思ったよりもいい人なのかも、なんて考えたわたしを、続くひと言がまた絶望させる。
「こんなおもしろいこと」
これってオドされたりするヤツなんじゃ……この先輩が卒業するまで……ううん、附属高だったらその後も、おこづかい全部とられちゃうヤツ……持ち前の想像力が働いて、思わず半泣きになってしまう。
「急にいろんな人に知られて、雨音先生が続き書けなくなったら困るしね」
「え?」
「昨日書いてた話って、続きいつ読めるの?」
先輩は何を言っているんだろう。