おばけなワタシとキラキラのきみ
そんな暗め女子のわたしのナイショのお楽しみ、それは小説を書いて小説サイトに投稿すること。
いつも閲覧室のパソコンをつかってこっそり書いてる。
書くのが好きなのはファンタジーもの。
現実世界と全然違う世界を自由に作って広げられるところが好き……現実のわたしは、せまい世界のすみっこにしかいられないから。
「わたしも異世界に行ったらすごい力とかもらえるのかな……」
なんて。
このお話はあともう1、2ページ分書いたら終わりかな?
〝キーンコーン……〟
「あ! ヤバい! アユちゃんの時間!」
チャイムの音をきっかけに宿題のプリントとか、小説のメモのノートを急いでカバンにしまう。
アユちゃんを待たせるわけにはいかない。
あわてて帰りじたくをしていたら、「ギィ」って、閲覧室のドアが開いた。
「え……」
びっくりした。
だってこの時間、この部屋にわたし以外がいたことなんてほぼ無いから。
入って来たのは見たことがある先輩。
背が高くって髪がセンターわけの、アユちゃんたちがイケメンだって言ってた、たしか……サッカー部の人。
って、今のわたしはそんなことよりアユちゃん!
わたしは一応先輩にペコッと無言のあいさつをして小走りで部屋を出た。
いつも閲覧室のパソコンをつかってこっそり書いてる。
書くのが好きなのはファンタジーもの。
現実世界と全然違う世界を自由に作って広げられるところが好き……現実のわたしは、せまい世界のすみっこにしかいられないから。
「わたしも異世界に行ったらすごい力とかもらえるのかな……」
なんて。
このお話はあともう1、2ページ分書いたら終わりかな?
〝キーンコーン……〟
「あ! ヤバい! アユちゃんの時間!」
チャイムの音をきっかけに宿題のプリントとか、小説のメモのノートを急いでカバンにしまう。
アユちゃんを待たせるわけにはいかない。
あわてて帰りじたくをしていたら、「ギィ」って、閲覧室のドアが開いた。
「え……」
びっくりした。
だってこの時間、この部屋にわたし以外がいたことなんてほぼ無いから。
入って来たのは見たことがある先輩。
背が高くって髪がセンターわけの、アユちゃんたちがイケメンだって言ってた、たしか……サッカー部の人。
って、今のわたしはそんなことよりアユちゃん!
わたしは一応先輩にペコッと無言のあいさつをして小走りで部屋を出た。