おばけなワタシとキラキラのきみ
***
校舎の3階にある教室でのわたしの席は窓側。
休み時間はアユちゃんがわたしの席にくるから、自然とほかの子たちも集まってくる。
正直、みんなの話はわたしにはあまりピンとこない。
アイドルの話もコスメの話も、好きな子の話も、小説の参考になるってイミでは興味があるから聞いてるけど、ほんとは本が読みたい。
みんなだって、わたしがひと言も話さなくても気にしない。
この日もそんな感じで、少しボーッとしながら窓から中庭をながめてた。
そしたら見たことがあるシルエット。
……宙先輩。
「あ、青沢先輩だ〜! 今日もかっこい〜!」
みんながザワザワする。
校舎の3階にある教室でのわたしの席は窓側。
休み時間はアユちゃんがわたしの席にくるから、自然とほかの子たちも集まってくる。
正直、みんなの話はわたしにはあまりピンとこない。
アイドルの話もコスメの話も、好きな子の話も、小説の参考になるってイミでは興味があるから聞いてるけど、ほんとは本が読みたい。
みんなだって、わたしがひと言も話さなくても気にしない。
この日もそんな感じで、少しボーッとしながら窓から中庭をながめてた。
そしたら見たことがあるシルエット。
……宙先輩。
「あ、青沢先輩だ〜! 今日もかっこい〜!」
みんながザワザワする。