おばけなワタシとキラキラのきみ
「え?」
「ファンタジーじゃないお話、書いてみたくて。まだ何も決まってないんですけどいろいろ考えてみようって思って、運動部のこととかも知りたいんです」
自分のぜんぜん知らないことなら、ファンタジーみたいな気持ちで書けるかもしれない。
「いいよ」
「ありがとうございま——」
「ただし、友だちだって認めてくれるならね」
「そんなの、べつにわたしが認めることじゃなくて」
「じゃあ友だち。っていうか、俺は雨音先生のファンなんだけど」
そう言って、先輩が机の上で手を差しだしたからまた握手をする。
初めて……学年がちがって、運動部で、キラキラした男子の友だちができた。
なんだかすこしだけ、顔が熱い気がする。
「ファンタジーじゃないお話、書いてみたくて。まだ何も決まってないんですけどいろいろ考えてみようって思って、運動部のこととかも知りたいんです」
自分のぜんぜん知らないことなら、ファンタジーみたいな気持ちで書けるかもしれない。
「いいよ」
「ありがとうございま——」
「ただし、友だちだって認めてくれるならね」
「そんなの、べつにわたしが認めることじゃなくて」
「じゃあ友だち。っていうか、俺は雨音先生のファンなんだけど」
そう言って、先輩が机の上で手を差しだしたからまた握手をする。
初めて……学年がちがって、運動部で、キラキラした男子の友だちができた。
なんだかすこしだけ、顔が熱い気がする。