おばけなワタシとキラキラのきみ
***
その日の帰り道。
「ねえ、空って青沢先輩と仲いいの?」
「え……?」
アユちゃんからの、予想外の質問。
「今日、自販機のところで話してなかった? 仲よさそうに。」
見られてたんだ……ううん、べつにそれでいいはずでしょ?
だって、先輩とわたしは友だちなんだから。
だけど、アユちゃんの目がこわい。
「いつ、仲よくなったの?」
わたしは首を横にふる。
「仲よくなんかないよ。さっきは……えっと、自販機の前でハンカチおとしちゃって、ひろってもらって……」
その言葉に、アユちゃんの口元がゆるむ。
「だよね。空と青沢先輩なんておかしいと思った」
アユちゃんが「ダメ」って言ってる。
〝あんたなんかが、宙先輩みたいに目立つ人の横にならぶなんて〟って。
その日の帰り道。
「ねえ、空って青沢先輩と仲いいの?」
「え……?」
アユちゃんからの、予想外の質問。
「今日、自販機のところで話してなかった? 仲よさそうに。」
見られてたんだ……ううん、べつにそれでいいはずでしょ?
だって、先輩とわたしは友だちなんだから。
だけど、アユちゃんの目がこわい。
「いつ、仲よくなったの?」
わたしは首を横にふる。
「仲よくなんかないよ。さっきは……えっと、自販機の前でハンカチおとしちゃって、ひろってもらって……」
その言葉に、アユちゃんの口元がゆるむ。
「だよね。空と青沢先輩なんておかしいと思った」
アユちゃんが「ダメ」って言ってる。
〝あんたなんかが、宙先輩みたいに目立つ人の横にならぶなんて〟って。