おばけなワタシとキラキラのきみ
重い足どりでステージに向かっていると、一番前の三年生の列に座ってる宙先輩と目があった。
きまずくて、思わずパッと目をそらす。
心臓が、小学三年生のあの日と同じバクバクって不安な音をならしてる。
「それでは、校長先生から表彰状の授与です」
アユちゃんから先に、次にわたしに、賞状が授与された。
賞状をもらうのも三年生以来。
だけど、あのときとちがってぜんぜんうれしくない。
「では、せっかくなので受賞した二人からひと言ずつお願いできますか?」
そう言って、先生がアユちゃんにマイクをわたした。
「幼なじみの拝島さんといっしょに小説家になれるなんて、ほんとにうれしいです」
アユちゃんは、まったく罪悪感なんて感じてないようなソツのないコメントをした。
そして、わたしにマイクがまわってきた。
きまずくて、思わずパッと目をそらす。
心臓が、小学三年生のあの日と同じバクバクって不安な音をならしてる。
「それでは、校長先生から表彰状の授与です」
アユちゃんから先に、次にわたしに、賞状が授与された。
賞状をもらうのも三年生以来。
だけど、あのときとちがってぜんぜんうれしくない。
「では、せっかくなので受賞した二人からひと言ずつお願いできますか?」
そう言って、先生がアユちゃんにマイクをわたした。
「幼なじみの拝島さんといっしょに小説家になれるなんて、ほんとにうれしいです」
アユちゃんは、まったく罪悪感なんて感じてないようなソツのないコメントをした。
そして、わたしにマイクがまわってきた。