白い空をまた君と見たくて
青春・友情
4
月野麗/著
- 作品番号
- 1711837
- 最終更新
- 2024/10/25
- 総文字数
- 14,361
- ページ数
- 73ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 2,043
- いいね数
- 4
それは、''いじめ''から始まった会話だった。
そしてそれは、影に染まって黒の中に独りぼっちだった私の、光になった。
「貴方なんかに私の気持ちはわからないわ...!」
「わかるなんて軽々しく言えねぇよ!友達も所詮他人なんだから!」
いじめ、それは、私をむしばんできたもの。
そして同時に、私を救ってくれたもの。
「ねーぇ、あの人から電話番号とって来てよぉ?アンタRINEやってないでしょ?」
「…それ、何のために必要ですか?ってか、スカート踏まないでください」
遠い記憶の中で
私をむしばんだ影と私の声がする。
「えー?あの人に告白して見事フラれてきてほしいだけよーぉ?」
邪気に歪んだ顔は、自分が一番でありたいという黒い心に染まっていた。
「あぁ、なんなら私に電話番号くれてもいいけどね!あはは!」
ひとしきり笑った彼女は、まぁ、と付け加える。
「断ったら、アンタが職場体験で見た地獄、アンタの先輩が見るんだけどさ!」
……断れるはずがなかった。
あんな地獄を、先輩が見る、なんて。
耐えられるはずが、なかった。
だってほんとに
地獄、だったから
「今思うと、あんなのに屈してしまった私も馬鹿ねぇ…」
おもわず、つぶやいてしまった。
「…?ごめん聞き取れなかった、なんて?」
私の目の前にいた男子が、振り向かずに聞いてくる。
「ううん、独り言。気にしないでちょうだい」
忘れていた。彼は地獄耳だった。
本当に、職場体験のことは、今でも忘れられない。
でも、そんなことはもういい。
私が彼との関係を持てたから。
私は呼びかける。
「ねぇ、渡海くんーーー」
渡海 遥(トカイ ハルカ)中学一年生・陸上部
×
月野 麗(ツキノ ウララ)中学一年生・文芸部
これは
私と彼の
本当にあった日々ーーー。
【作者より】
月野麗です。
今回は、『とある中二女子の毎日』の二人を、違う視点から書きました!
一つで二度おいしい関係性なのかも?!(笑)
依存しまくる私のドロドロではなく、爽やかな青い友情を味わって頂ければ幸いです。
※注意:実話が元ですが、実名は出していません。
また、説明を省くための誇張表現が数か所あります。2割創作、8割エッセイぐらいです。
!!感想・いいね急募!!
では、本編へ!
↓↓↓
そしてそれは、影に染まって黒の中に独りぼっちだった私の、光になった。
「貴方なんかに私の気持ちはわからないわ...!」
「わかるなんて軽々しく言えねぇよ!友達も所詮他人なんだから!」
いじめ、それは、私をむしばんできたもの。
そして同時に、私を救ってくれたもの。
「ねーぇ、あの人から電話番号とって来てよぉ?アンタRINEやってないでしょ?」
「…それ、何のために必要ですか?ってか、スカート踏まないでください」
遠い記憶の中で
私をむしばんだ影と私の声がする。
「えー?あの人に告白して見事フラれてきてほしいだけよーぉ?」
邪気に歪んだ顔は、自分が一番でありたいという黒い心に染まっていた。
「あぁ、なんなら私に電話番号くれてもいいけどね!あはは!」
ひとしきり笑った彼女は、まぁ、と付け加える。
「断ったら、アンタが職場体験で見た地獄、アンタの先輩が見るんだけどさ!」
……断れるはずがなかった。
あんな地獄を、先輩が見る、なんて。
耐えられるはずが、なかった。
だってほんとに
地獄、だったから
「今思うと、あんなのに屈してしまった私も馬鹿ねぇ…」
おもわず、つぶやいてしまった。
「…?ごめん聞き取れなかった、なんて?」
私の目の前にいた男子が、振り向かずに聞いてくる。
「ううん、独り言。気にしないでちょうだい」
忘れていた。彼は地獄耳だった。
本当に、職場体験のことは、今でも忘れられない。
でも、そんなことはもういい。
私が彼との関係を持てたから。
私は呼びかける。
「ねぇ、渡海くんーーー」
渡海 遥(トカイ ハルカ)中学一年生・陸上部
×
月野 麗(ツキノ ウララ)中学一年生・文芸部
これは
私と彼の
本当にあった日々ーーー。
【作者より】
月野麗です。
今回は、『とある中二女子の毎日』の二人を、違う視点から書きました!
一つで二度おいしい関係性なのかも?!(笑)
依存しまくる私のドロドロではなく、爽やかな青い友情を味わって頂ければ幸いです。
※注意:実話が元ですが、実名は出していません。
また、説明を省くための誇張表現が数か所あります。2割創作、8割エッセイぐらいです。
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