白い空をまた君と見たくて
「全く、どっちがいじめてる側よ…」
あきれてため息しか出てこない。
まぁ、そんな私が唯一誰にも邪魔されないのがここ、女子トイレ。
永嶋さんは仮にも“学級委員”、“優等生”、“女子力高め”…なんて言うレッテルが無数に貼ってある人だ。
だから、そんな完璧でパーフェクトでえげつなくすごい人は、こんな暗い所に来ない、というワケ。
……あれ、完璧もパーフェクトも意味って一緒だっけ…馬鹿じゃん私。
頭をゴンゴン壁に叩きつけながら「やらかしたー」と言っていると。