白い空をまた君と見たくて
戦いの始まり
あきらめ
『あぁ、そういえば言い忘れてたけど』
下校前、高畑と永嶋に言われた。
『先生にチクっても、あんた劣等生だから無駄だし』
『チクった瞬間、アンタの先輩、職場体験の時のアンタと同じ目見るよー?』
…目の前が暗くなった。
職場体験の時の恐怖を、今だ私は忘れていない。
そしてそれを知っているのは、いじめてきたこいつらと、私と、はるちゃんだけ。
なんでよ。
なんでなのよ…
私が何をしたっていうの。
コスメが欲しいとわがままを言ったこともない。
人の成績が羨ましいから提出物をパクったなんてこともない。
神様、もし本当にいるならば
私は前世でどれだけ悪いことをしたというのか、教えてください…
下校前、高畑と永嶋に言われた。
『先生にチクっても、あんた劣等生だから無駄だし』
『チクった瞬間、アンタの先輩、職場体験の時のアンタと同じ目見るよー?』
…目の前が暗くなった。
職場体験の時の恐怖を、今だ私は忘れていない。
そしてそれを知っているのは、いじめてきたこいつらと、私と、はるちゃんだけ。
なんでよ。
なんでなのよ…
私が何をしたっていうの。
コスメが欲しいとわがままを言ったこともない。
人の成績が羨ましいから提出物をパクったなんてこともない。
神様、もし本当にいるならば
私は前世でどれだけ悪いことをしたというのか、教えてください…