白い空をまた君と見たくて
…ごまかせた…?私は胸をなでおろす。


が、私は忘れていた。

ーーーそんなごまかしなど、通じる相手(先生)ではなかったと。


「…ですが」

先生が、再び口を開く。
今度こそ、私を、しっかりと見て。

「それと同時に、私は教科担として、また一教師として、貴方の事を見られるだけ見ています…!」

< 60 / 73 >

この作品をシェア

pagetop