ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
嫌な客
丸太さんの席についてから、ヒナはヘルプでよく呼ばれるようになった。
メインの嬢が丁寧にヒナのことを紹介してくれて、ヒナもだんだんとお客さんからの認知度が上がっていく。
そうして忙しくなると同時に、変化していたことがもうひとつあった。
「少し疲れてないか?」
出勤前の部屋の中で、光が日奈子の額に自分の額を当てて熱を確認している。
それだけで日奈子の体温は急上昇してしまう。
「な、ないよ」
「だけど、熱い」
それは光がおでことおでこで熱を測ったりするからだといいたいけえれど、距離が近すぎで文句のひとつもまともに言えない。
光の距離感がおかしくなってきたのは丸太さんの接客を成功させた日からだった。
その日は『おつかれさま』とねぎらいの言葉をかけられて頭を撫でられるだけで終わった。
けれどその翌日、疲れのせいか日奈子は熱を出して寝込んでしまったのだ。
メインの嬢が丁寧にヒナのことを紹介してくれて、ヒナもだんだんとお客さんからの認知度が上がっていく。
そうして忙しくなると同時に、変化していたことがもうひとつあった。
「少し疲れてないか?」
出勤前の部屋の中で、光が日奈子の額に自分の額を当てて熱を確認している。
それだけで日奈子の体温は急上昇してしまう。
「な、ないよ」
「だけど、熱い」
それは光がおでことおでこで熱を測ったりするからだといいたいけえれど、距離が近すぎで文句のひとつもまともに言えない。
光の距離感がおかしくなってきたのは丸太さんの接客を成功させた日からだった。
その日は『おつかれさま』とねぎらいの言葉をかけられて頭を撫でられるだけで終わった。
けれどその翌日、疲れのせいか日奈子は熱を出して寝込んでしまったのだ。