ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
光は苛立ちながらももう1度説明してくれた。
「それって、どういう……」

「まだ、わからないか!」
突然光に引き寄せられて抱きすくめられていた。

互いの心音が重なり合ってひとつになってしまいそうだ。
「俺はお前のことを本気で考えているということだ! だいたい、俺は好きでもない女にベタベタ触れたりはしない」

「そ、そんなの、言ってくれなきゃわからないよ」
自分がそれほど愛されていたなんて少しもわからなかった。

ただ、仕事上そういうことが必要なのだろうと……。
でも違った。

光は恋愛禁止を破ってまで日奈子をおもってくれていたのだ。
「言わなくてもわかるようにしてやる」

突然光にお姫様抱っこされてソファに連れて行かれた。
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