ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
今日の日奈子は真っ赤なミニのワンピースを着ている。
カズの誕生日だから、思いっきり目立つつもりで来たのだ。
「待ってたよカズ。お誕生日おめでとう」
シャンパンで乾杯している間にも他のお客さんたちがカズを求めた声を上げる。
どこの席でも長居できないのが、今日の主役だった。
「これ、カズが欲しいっていってたブレスレッド」
丁寧に包装されたプレゼントを手渡すと、カズは目を輝かせた。
「本当に!? ありがとう日奈子ちゃん。実は俺このブレスレッドの値段を知らなくて欲しいって言っちゃったんだ。高かっただろう?」
カズが心配そうな視線をこちらへ向けるので、日奈子は余裕の笑みを浮かべた。
「これくらい大丈夫だよ。だってカズのためだもん」
「そんな風に言ってくれるのは日奈子ちゃんだけだよ。お礼に日奈子ちゃんの誕生日には店で盛大にお祝いしてあげるからね」
「本当に!? 嬉しい!」
店を上げて誕生日のお祝いをしてもらえるのは一部のVIP客のみだ。
その中に自分が入れるとなれば、特別扱いされている気分になる。
「当然だよ。だって日奈子ちゃんは俺にとって特別なお客さんだからね」
カズはそう言ってウインクしてみせたのだった。
カズの誕生日だから、思いっきり目立つつもりで来たのだ。
「待ってたよカズ。お誕生日おめでとう」
シャンパンで乾杯している間にも他のお客さんたちがカズを求めた声を上げる。
どこの席でも長居できないのが、今日の主役だった。
「これ、カズが欲しいっていってたブレスレッド」
丁寧に包装されたプレゼントを手渡すと、カズは目を輝かせた。
「本当に!? ありがとう日奈子ちゃん。実は俺このブレスレッドの値段を知らなくて欲しいって言っちゃったんだ。高かっただろう?」
カズが心配そうな視線をこちらへ向けるので、日奈子は余裕の笑みを浮かべた。
「これくらい大丈夫だよ。だってカズのためだもん」
「そんな風に言ってくれるのは日奈子ちゃんだけだよ。お礼に日奈子ちゃんの誕生日には店で盛大にお祝いしてあげるからね」
「本当に!? 嬉しい!」
店を上げて誕生日のお祝いをしてもらえるのは一部のVIP客のみだ。
その中に自分が入れるとなれば、特別扱いされている気分になる。
「当然だよ。だって日奈子ちゃんは俺にとって特別なお客さんだからね」
カズはそう言ってウインクしてみせたのだった。