ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
無駄な電気代は使いたくなかった。
すぐにお風呂をためながら、毛布にくるまって寒さをやり過ごす。
テレビもあるけれど、ほとんど使っていない。
スマホがあれば大抵の情報は手に入れることができるからだ。
ゲームも音楽を聞く道具もすべてスマホだけで、部屋は低いテーブルとクッション、それに床に直にひいている布団があるくらいのものだった。
それもこれも節約のため。
大好きな人に会いに行くためだ。
日奈子は唯一の本棚の上に飾ってある写真立てを手に取った。
そこにはスーツ姿の金髪の男が写っている。
年齢は日奈子と同い年だと聞いているけれど、実際のところはわからない。
名前はカズ。
これは源氏名だから本名ではないはず。
相手のことはほとんどなにも知らない。
それでもこの恋は本物だと自負している。
日奈子は写真立ての中のカズを見つめて頬を赤らめた。
すぐにお風呂をためながら、毛布にくるまって寒さをやり過ごす。
テレビもあるけれど、ほとんど使っていない。
スマホがあれば大抵の情報は手に入れることができるからだ。
ゲームも音楽を聞く道具もすべてスマホだけで、部屋は低いテーブルとクッション、それに床に直にひいている布団があるくらいのものだった。
それもこれも節約のため。
大好きな人に会いに行くためだ。
日奈子は唯一の本棚の上に飾ってある写真立てを手に取った。
そこにはスーツ姿の金髪の男が写っている。
年齢は日奈子と同い年だと聞いているけれど、実際のところはわからない。
名前はカズ。
これは源氏名だから本名ではないはず。
相手のことはほとんどなにも知らない。
それでもこの恋は本物だと自負している。
日奈子は写真立ての中のカズを見つめて頬を赤らめた。