失恋した女の子のお話
 何気ない日常会話に混ぜた軽い質問でした。



「 僕にとって、太陽みたいな存在だよ。」


私が聞いた問いに彼は躊躇うことなく答えるんです。



「太陽?笑 そんな明るい人じゃないよ私。」



「僕は蟻だからね。」


また訳のわからないことを言ってるな、と


いつものように呆れた自分は、


今となってはとても憎いです。
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