どんな世界でも君と。
マップで【?】が示された建物の
そばに来た。


それは渋谷にある
大きな109と書かれた建物だった。



「こんな所にあんな大きいモンスターが入るわけ…ないよね?」



とリコちゃんが呟いた。
確かに…



どういうことだろう?



「とりあえず中に入ろうか。」



レンガ先頭に立って、
ドアを開けた。




「慎重にね…」



「あぁ…」


緊迫した空気が漂う。


ここで何が起こるというのだろうか…



と思うと
私の横をヒュンっと何かが通過した。


私は咄嗟によけ、
そのものを確認した。



「クナイ…?」


私は驚いてそれを拾い上げた。
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