どんな世界でも君と。
その瞬間
バァンバァンと大きな音ともに
何かが爆発した。



「!!」


「俺のボウガンだ」


ニシキさんが遠くからそう叫んだ。
このボウガン……
この狭い建物だと大変危険だな……



なんて思った。



「危なかったー……
ボウガンなんてあの野蛮なモンスター用でしょ
か弱い人間に向けないでちょうだい。」



煙のなかから出てきたのは
かすり傷程度がついた
ミライさん。



「ケッやっぱり避けたか……」



「俺が脳天ぶち抜きます。
誰か引き付けてください。」



「……引きつけろって言ったって……ねぇ、」




レンガ少し強ばった顔をしている。
予想以上に強い相手に



私も、
少し恐怖がある。
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