どんな世界でも君と。
恐怖はあるけど
それよりも


ワクワクしている自分がいる。


「…クスクス…
どうしたって私には勝てないわ…」



一瞬でも
触れることが出来れば
彼女のレベルを知ることが出来る。



一瞬の隙さえあれば……。



「……っ」


私は壁を走り抜け
また
ミライさんにきりかかる。



「…っ」



背中を大きくきりつけた。
その瞬間私はゾクゾクっとした。



それから大きな罪悪感。


私はその瞬間に
立ち退いた。



「…っやったわね……」



「はっ……はっ…っ」




「ミヤビ…っ」



レンは私の元へと立ち寄ってきた。


「レン…。
彼女のレベルは…50
私より低い…っ」



「それならわたしの矢も通るはず。」



リコちゃんはそう言って
弓で狙いを定める。
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