どんな世界でも君と。
私はクナイが刺さった痛みにその場に倒れ込む。


ミライさんも同じく倒れ込んだ。



「ミヤビさん!」


そう言ってリコちゃんが駆け寄ってくる。
これで少しは…
ミライさんの動きを止められるはず……



「大丈夫……ごめんねリコちゃん」



「いいんです……私たち、ミヤビさんばかり頼っててごめんなさい……」



リコちゃんは
顔がぐちゃぐちゃになるほど泣いている。



「いいのよ……私は戦うことか好きだから……。」



痛い。
今までここまで深手を負ったことはない。



「ミヤビ、俺が近くで戦うから
ミヤビはライフルで後ろから戦ってくれ
その足だともう双剣は使えないだろ。」



残念だけどそうだ……。
この足で接近戦をしたらそれはもう足でまといでしかない。
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