どんな世界でも君と。
医者というのはやはり大変な仕事なのだろうか……。
手術とかして
やっぱり責められたりするんだろうか。


「ミヤビ、これからも辛い戦いが続くだろう。
けど……俺はみやびと元の世界に戻りたいと思っているよ」



レンはそう言って私のことを抱きしめた。


「……大丈夫。私も割り切ってるから。
でも対人ってなると戦い方も変えなきゃいけないね……」



少し訓練が必要かな……
私はそう思ったが
今は脚を治すことに専念しよう。


「しばらくは……
脚を治すことに専念します」



「そうだね。
俺もそれがいいと思う。

今まで最前で1人で戦ってきたんだ
たまには長期の休暇をとっても誰も文句は言わないだろ。」



そう言われて
私はそっと目を閉じた。
< 119 / 188 >

この作品をシェア

pagetop