どんな世界でも君と。
「まぁこの世界は謎なことだらけだ。
あの塔を全てクリアして元の世界に行った人もいる……とか
噂されてるくらいだから
行った人はいるんじゃないかな?」


そっか……
ならばあの塔攻略優先した方がいいね。


「ちなみにレベルもあったの分かったかい?」


「レベル…あ、書いてある」



自分のステータスなども見れるようになっていた。
私はまだレベル1。
まぁそうだよね。



「相手のレベルを見る時はその人に触れればいい
頭の上に出てくるから」



そう言われて私は
だからあの時……握手したのかと思った。


「だからさっき握手…」



「ふふっよく気づいたね
たまに初心者を偽って殺しにかかってくる人もいるからね試したんだ。」



なんて口元を弛めた。
その顔がなんだか可愛くて胸がドキドキしてしまう。
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