どんな世界でも君と。
68階は
いわばこの世界の住人にとって
大きな壁。


そこを超えれば
クリアが見えてくる。


「長かったねここまで」



「そうだねぇ……」



私たちは一通り
武器などを強化した。



「今日は少しデートでもしようか。」



「えっ」



「今までしたこと無かったし
68階の前に……休息をしよう」




「うんっ」



嬉しい。
ずっとずっと
切迫した気持ちの中生きているから


たまには

こんな気持ちで


生きてもいいよね……。




「元の世界に戻ったらちゃんとしたデートをしようね」


「うん……
早く元の世界に戻りたいね……」



早く元の世界に……
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