どんな世界でも君と。
「開けるそ」


オダギリさんかそう言って、
68階の扉に手をかけた。


みんなが息を飲む。

どんな敵が……
どんなことが待ち受けているのだろう……。




「広い……」



扉を開けて目の前に拡がったのは
広いパーティ会場みたいな場所。


「何があるか分からない
俺が先に行く」


オダギリさんはそう言って
敷居を1歩超えた。



すると天井から大量の針が降ってきた。


「……っ」



「オダギリ!!」



「大丈夫だ……これは……」



オダギリさんが
針を触ろうとしたその瞬間
レンが叫んだ



「触るな!!」



「え……」



「かすかに毒の匂いがする」


レンは
嗅覚が鋭い。
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