どんな世界でも君と。
そんな見え見えの弾、
当たるわけが無いじゃない。


「辛かったね……」


「だからてめぇに何が!!!!」



「ミヤビだけ構ってると死んじゃうよ」


と、
オダギリさんが
太刀で斬りかかる。



「何が仲間だ、
何が友達だ……
いつかは裏切られんだよ!!!」



「……そんなの……分かってるよ!!!」



私も双剣で斬りかかる。
裏切られることなんて……


知ってる。



知ってる……



分かってる……。



「私だってずっと
人間が嫌いだった」



キライ。キライキライ……。



「ゴメンネ。」



私はそう言って、
双剣の片方を
心臓に突き刺した。



【Congratulation】
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