どんな世界でも君と。
消したい。
消えて……消えて……。


「ミヤビ?」


「……ゴメン……なさい……っ」



私はボロボロと泣き出した。
これもいつもの事。


突然泣いて、
泣いて大泣きして、


周りにいる人を困らせる。



「ミヤビ……お前のせいじゃねぇって……」



「ずっと……殺した感覚が残ってるの…………っ
どうしても忘れられなくて辛いのッ」



私は
混乱してすごく取り乱す。


その瞬間
ニシキさんは
私の唇に噛み付くようにキスをした。



「ンンッ」



「落ち着けぇ……」



そう言ってまた
ニシキさんは
私の唇に今度は少し優しいキスをした。




「フッん……」


激しく舌が絡む。
< 150 / 188 >

この作品をシェア

pagetop