どんな世界でも君と。
そしてニシキさんは唇を離した。


「ハッ……」


「悪ぃな……」


私は頭が回らなかった。
何も考えたくない。


ニシキさんは
私の頭を撫でた。



暖かい……。
人の温もりってなんでこんなに暖かいんだろう



「もう、あれから半年たってんだ……。
気にすんなよ。」



「ゴメン………………」



どうしたら忘れられるの。
私は……。
元の世界に戻ったらどうなるのかな……



「ただいまー。ってニシキ何しに来た」



「……何でもねぇよ。
お前ももう少しこいつに気を使えって
今1人にするとやべぇだろ。」



「また死のうとしてた?」



そうあの日から何度も、
何度も何度も
自殺を考えた。

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