どんな世界でも君と。
このままゲームをクリアして
元の世界に戻ることが出来たら



ねぇレン……。
私たちはまた巡り会うことが出来るのかな。



こんな私にも
友達と呼べる人ができて
その人たちとも


巡り会うことが出来るのかな……。



「早くこんな世界から抜け出そう。」



「うん」



「じゃあー今日はパーッと
楽しんじゃいましょう!」



リコちゃんはそう言って
持っていた食材を見せびらかした。



「今日は、豪華な食事を取ってもらおうと思って
食材買ってきました!


元気がない時は食べることですよねー!」



リコちゃんの発言に私はくすくすと笑う。



「ありがとう。」



「ミヤビはゆっくりでいいから。
食べれるものだけ食べるんだよ?」



事情を知っているレンは
そう言った。
< 157 / 188 >

この作品をシェア

pagetop