どんな世界でも君と。
私にとっての久々の食事。
食べれなく前は
少しづつだけど固形物も食べれるようになっていた。


だから……また少しずつ。



「あっまだご飯食べれない感じでした?」



リコちゃんが申し訳なさそうにそう言った
私は
ニコッと笑った



「大丈夫。
食べれるようにならないとね」



だって
生きてこの世界から抜け出して



元の世界に戻りたいから。




「……泣いたら少し疲れちゃったな……
少し寝てもいいかな?」




「ご飯出来たら起こすよ。
おやすみ。ミヤビ。」



「おやすみなさい!ミヤビさん」



こんなに暖かい空間は初めてで……
安心して私は眠りについた。
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