どんな世界でも君と。
希望が湧いた。
だって……



帰れるって言ったから。



「まぁ……俺を倒せたら……だがね」



そういってオダギリさんは
武器を取りだした


「……っっ!!」


私も咄嗟に双剣を
取り出し構える。



「みんな行こう……」



レンが指示を出す。
私も……



足を踏み込んで
彼に切りかかる。




怖い……恐怖、
不安
助けて欲しい……




でも……



「ミヤビ、君は俺と同じだ」



剣をまじ合わせている最中
オダギリさんがそう言った。



「闘うことで欲を満たしている……」



「そんな事ない!!」



「君も、この世界に残らないか?」



「絶対に……嫌」



私は……元の世界に戻りたいんだ
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