どんな世界でも君と。
キーンコーンカーンコーン


学校のチャイムみたいな音が鳴り響く。



「なんだ?」


「……」



私たちは
ゴクリと息を飲む。


これで塔はクリア。



私たちは一体……どうなると言うのだろうか。




〖見事ゲームをクリア致しました
5名の方々は選択権が与えられます〗



「選択権…………?」



レンガ不思議そうに答えた。
そしてアナウンスはそのままつづける。



〖この世界に残りたいですか〗



質問は単純だった。
私は目を閉じて答えた。




「いいえ。」



こんな世界。
私はもういたくない。



人を殺さなくてはいかない
こんな世界など……
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