どんな世界でも君と。
それから1週間過ぎ去ったが
私のかたまりきった
筋肉はまだ動かなくて


ベッドの上で過ごしていた。



なにか、
大切なことを
わすれている気がする。



私は……
心のどこかに穴が空いたような
そんな時間を過ごしている。



「…………何を……忘れているのだろう……」




思い出したい。
大切な何かを。


でも
思い出せなくて……。



もどかしい。
私は何を忘れているのだろう……?



あの日地震はなくて……
ゲームを買いに行った建物に



トラックが突っ込んで
私らそれに巻き込まれた。



そんな事故だったらしい。



私の携帯は確かに
警報が鳴り響いたはずなのに。
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