どんな世界でも君と。
その後アリカワさんが上から降りてきた。


「滑ってたけど大丈夫だった?
怪我してない?」



「あ、アリカワさん……
大丈夫です。多分」


「嘘。無理してるくせに」


「え……?」


実はあの時足を捻って、
右足を負傷した。
捻挫だと思うけど……。



「バレてました?」


「バレバレだよ…。全く……無茶するんだから。」



「とりあえず報酬ももらいましたし、
塔から出ませんか?」



「そうね……」


私たちは
塔を出た。
今日はミスったな……


人と闘うことに慣れて無さすぎて
から回っていた……



ソロでやってたらあんなミスしないのに……。


「終わった……」



「そういえば、ミヤビちゃんは
ギルドとかに所属する気は無いかい?」



アシヤさんがパーカーのフードをかぶりながら私に問いかけてきた。
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