どんな世界でも君と。
その瞬間
アシヤさんが片手剣を抜いたのが分かった。



「……こんな取り乱したアシヤ初めて見たな……?」



「趣味が悪い。
こいつらを加入ってことでいいよな」



怒っているのか
いつも以上に低い声。



「ククッまぁいいだろう。
ようこそ。
アクアリウムへ。」



そう言ってにっこり笑いながら
私から離れた。



私は腰が抜けて
その場に座り込んだ。



「おやおや、
男慣れしてないのか……
可愛いねぇ」



「うー……意地悪ですね……」


「このギルドは最前線で攻略を目指すためのギルドだ。
今現状……最高が
45階だったが……アシヤどうだった」



「クリアしたよ。
この人たちのおかげでね」



そう言って私の頭を撫でた。
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