どんな世界でも君と。
その後何も語れなくなったので
2人は無言で私の部屋まで行った。


「ここ君の部屋。
俺の隣だからね何かあったらおいで」



そう言って私の手を離そうとした。
だけど私はそれを阻止して
握り返した。



「おわっ……」


「……っ久々に会えたのに……ッ
もう少し一緒にいましょ……?」



「……何この可愛い子。
襲っちゃうよ?」



私はキョトンとした顔で
アシヤさんを見た。


「ふふっじゃあ俺の部屋に行こうか
お茶でもしよう」



私はアシヤさんの部屋に入った。
広い……綺麗。



「紅茶でいいかい?」



「うんっ
アシヤさん……私アシヤさんのために頑張ったんだよ?
パーティ組みたくて……
1人で……っ」




「よく頑張ったね。」



そう言って紅茶を作る手を止め、
私の元まで歩いてきて
頭を撫でてくれた。
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