どんな世界でも君と。
私は少し怖くなってアシヤさんの、パーカーをギュッと握った。


「……ニシキその話はまた後でしてやるから
今はこの部屋から出ていけ……。」



「おー怖。」



そう言ってニシキと呼ばれた人は部屋から
出ていった。


なんだか怖い人だったな。


「アシヤさん……?」



「ニシキには近づくな……」



「え……う、うん。」



仲が悪いんだろうな……。

私も多分苦手だと思うけど……。



「そ。それよりこの格好……
降りてくださいーー……っっ」



「……続きでもする?」



「っっそ、そんなのっっ」



「冗談だよ」



そう言って彼は私の上からどいた。
心臓の音が鳴り止まない。

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