どんな世界でも君と。
あの平凡な日々……
きっと退屈していたんだ。


「それなら……今偵察班が見に行ってるところだよ」



私とアリカワくんが話している横から
そんな声が聞こえた。


そこに居たのはオダギリさん。



「オダギリさん……偵察班とかあるんですね」



「あるけど……君も所属希望かい?」



「そんな訳……私は最前線で……
モンスターを倒したい。」



「俺も」



アリカワくんが隣でそう言った。
2人して……脳筋なんだから。

戦闘狂……。



変わり者だな……。



「そういう所、いいと思うよ
じゃあ俺はこれからちょっと野暮用だから
じゃあね」


オダギリさんがそう言って
ヒラヒラと手を振ってその場を去った。
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