どんな世界でも君と。
____


私は目を覚ました。
嫌な夢を見ていた気がする。


その瞬間フワッと美味しそうなご飯の香りがした。



「あ、おはよう。
ミヤビ。大丈夫?魘されていたけど。」



いとしい人が
私の目の前に現れて
私はギューッと彼を抱きしめた。



「……レンは私を裏切らないよね…」



「大丈夫だよ。安心していいよ」



私はその答えにほっとした。
私は元の世界に帰りたいのか


帰りたくないのか。

分からないけれど



塔の攻略はしていきたいと
そう思っている。


だって私はそれを生きがいにしているから。

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