どんな世界でも君と。
なんか、アラキくんと会うの久々な感じ。



「どこ行くんだ?」


「大浴場だよー
アラキくんは?」



「俺は…訓練場。
強くなりてぇからな」



「えらーいっ
私も強くなりたいな…。」



私がそう言うと
アラキくんは
私の頭をグシャッと撫でた。



「お前は十分強いって」



「でも…」



「アンタは無理しすぎんな。
女なんだから…。」



「……。うん。ありがと。
じゃあお風呂行こ!レン。
バイバイアラキくん。」




女なんだから。
私はその言葉に少し違和感を感じた。



別に強さに
男も、女も関係ない。
そう思った…



「ミヤビ?」




「私は女だけど…
強くなりたい。」



そう言うと
レンは私のことをぎゅっと抱きしめた。
< 85 / 188 >

この作品をシェア

pagetop