苦い初恋が甘い初恋に
「夜メシまだだよね?
何かたべたいものある?」
と聞かれ、
「うーん、ラーメン。」
私は正直に言った。

すると、斎藤くんは笑い出した。
「え?なんで笑うの?」
私は笑われたことを不思議に思った。

「いや、ごめん。
変わってないんだな。好きな食べ物。」
そう言われ、私はびっくりした。

私は中学生のときから
『好きな食べ物はラーメン』
と答えていたのだ。

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