高遠先生は風紀を乱せない~アイドル教師の恋の罠~
「 ~~~~っ校内では、今まで通りでお願いします! 」
「 了解しました♡
終わるころに迎えに来るから、待っててね 」
ふわっと腰に回された手、と同時に
チュッ、と額に先生の唇が触れる。
「 ~~~~~~北城先生!!!! 」
「 けど、今ドキッとしたでしょ? 」
怒る私を見て笑いながら、先生は外へ出て行った。
「 ・・・・はぁ 」
何度目か分からないため息を零しながら
熱い自分の顔を両手で押さえる。
─────私、身がもつ気がしない・・・・・
私より遥かに高い身長、あたたかい大きな手、
子どもみたいにいたずらっぽく笑う表情も
全部、・・・・好き。