仮定法過去の恋〈下〉
いままで何十年と舞子は恭平のことを、
恋して、
想って、
後悔して、
迷って、
日常を送りながらも、
心の片隅に自分を置いていてくれたことが嬉しかった。
その日、3人で食べたモンブランはチェーンのケーキ店のものだったけれど、
甘さがどこまでも澄み渡っていた。
恋して、
想って、
後悔して、
迷って、
日常を送りながらも、
心の片隅に自分を置いていてくれたことが嬉しかった。
その日、3人で食べたモンブランはチェーンのケーキ店のものだったけれど、
甘さがどこまでも澄み渡っていた。